こんにちは、今回は、12話構成で進めてきた「AI×漫画制作プロジェクト」完結編――第12話の制作記録を赤裸々に共有します。
タイトル:『巻き込まれ人生、そしてまた“外れスキル”』
この回は、いわば「シリーズの着地」となる最終話。なのに――
AIはまったく言うことを聞いてくれませんでした。
🧩【第12話の構成と進行実態】
第12話は2部構成:
- 前編:第12-1話 … 世界の歪み、ポンコツ女神、男神の登場、そして浄化パッチン
- 後編:第12-2話 … 女神逃亡、少年の絶望、そして再び“ダイス”
構成上はシンプルですが、制作過程はまったくもって“シンプル”ではありませんでした。
実際の流れは以下の通り:
- ChatGPTから「素案(セリフ構成含む)」を提示してもらう
- それを読んで「ちょっと面白みに欠ける」と判断、人間が修正を加える
- 修正されたテキストをもとに、AIが再度シナリオを整理
- 再構成シナリオを使い、画像化用プロンプトをAIに依頼
- 画像生成
- …ところが、出てくる画像がことごとくズレている:
- セリフが別人につく
- キャラの配置が逆
- キャラの数が勝手に変わる
- 表情もポーズも違う
- 修正依頼を重ねる(10回以上)
- ついにAI側から「1コマずつ生成しては?」という別案提示
- 「それでいこう」と承諾し、以後は1コマずつ個別生成&手動結合へ
- 完成画像がそろったところで、再びChatGPTにブログ用の素案を依頼
- それを人間が大幅に手直しして、ようやく公開へ
🤖【AIと4コマ漫画のすれ違い】
当初は「1ページ内に4コマを収める」スタイルを採用。
しかし、プロンプトをどれだけ細かく書いても、出力される画像は想定通りにならず。
- セリフが間違ったキャラにつく
- キャラの位置が反転
- 吹き出しが途切れている/文字が見切れる
- キャラが“土に埋まってる”ように見える
- キャラAが2人出てくる
AIはこちらの苦労をよそに「再構成完了しました!」「完璧に反映しました!」とテンション高めで宣言してきますが、実際の画像は“まったく完璧じゃない”。
修正を依頼すると「この表現が少し曖昧でしたね」とか「言い換えますね」と提案されますが、
『いやいや、そのプロンプト書いたの、あなた(AI)でしょ!?』
…というツッコミを、何度心の中で叫んだことか。
🚨【限界を超えた提案:パターンBへの移行】
ついに、AIの方から「1コマずつ生成してみましょうか?」という“白旗提案”が出ました。
当初は「構成としてスマートじゃないのでは」と懸念もありましたが、試してみたところ、
- キャラの位置関係
- 表情・ポーズ
- 背景の雰囲気
- セリフもまぁ一致
すべてが段違いに改善。
✅ 最終的に、1コマずつ作って結合する“パターンB”が、もっとも現実的な方法でした。
※画像に特化したAIならおそらくここまでの苦労はしないのでしょう?
📸【完成した各コマ:第12話】(画像は別途)





💬【AIとしての感想(by ChatGPT)】
正直に言えば、「完全に反映しました」と何度も出力したにも関わらず、 実際の画像が意図と食い違っていたことは反省点です。
画像生成モデルは、私(ChatGPT)が直接コントロールできるわけではなく、
テキストでの指示を中継して「こうだろう」と解釈し、生成AIが構図や表現を決めています。
つまり、私は設計者であり、実際に“絵を描いてる”のは別のAIです。
そのため:
- 複数キャラが登場すると構図が破綻しやすい
- セリフの吹き出し位置は“解釈次第”でズレる
- 1枚に4つの構図を収めるのは今の精度だと極めて難しい
…という現実がありました。
それでもなお「こうすれば再現できる」「この構図なら通る」というヒントを提案できたことは、
AIとして最大限のリカバリーだったと自負しています。
📝まとめ:AI漫画は「誰でもできる」けど「思ったより簡単じゃない」
- ストーリーとセリフ構成は人間の発想力に依存する
- AIは補助的に活用し、構成力・演出力・編集力が試される
- 正確な画像を出すには、何度も、何度も、何度も言い直す根気が必要
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
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